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子供がインビザラインを受けるデメリット5つ|メリットや失敗を防ぐポイントも紹介

子供がインビザラインを受けるデメリット5つ|メリットや失敗を防ぐポイントも紹介

「子供の歯並びが気になるけど、インビザラインにはどんなデメリットがあるの?」と気になっている保護者の方は多いのではないでしょうか。

子供向けのマウスピース矯正『インビザラインファースト』は、透明で目立ちにくい装置を使った矯正方法ですが、メリットだけでなくデメリットやリスクも事前に把握しておくことが大切です。

この記事では、インビザラインファーストのデメリットや失敗しやすいケース、メリット、他の矯正方法との違いなどをわかりやすく解説します。お子さんの矯正治療を検討する際の参考にしてください。

子供のインビザライン「インビザラインファースト」とは?

子供のインビザライン「インビザラインファースト」とは?

インビザラインファーストとは、乳歯と永久歯が混在する『混合歯列期』の子供を対象としたマウスピース型の矯正装置です。

大人のインビザラインと同じく透明なマウスピースを使用しますが、成長期の子供に合わせた設計がされています。従来の小児矯正では、顎を広げる治療と歯並びを整える治療を別々に行うことが多いです。

インビザラインファーストでは、顎の成長をコントロールしながら歯並びも同時に整えることが期待できます。

仕組みと特徴

インビザラインファーストでは、3D口腔内スキャナー(iTeroなど)で歯型をデジタルデータとして取得し、一人ひとりに合わせたマウスピースを作製します。

マウスピースは1〜2週間ごとに新しいものに交換し、少しずつ歯を動かしていく仕組みです。力のかかり方が穏やかなため、ワイヤー矯正と比べて痛みや違和感が少ない傾向があります。

また、ペン型カメラでスキャンするだけで型取りが完了するため、嘔吐反射が強い子供やじっとしているのが苦手な子供にも負担が少ない方法です。

対象年齢と歯並びの目安

インビザラインファーストの対象年齢はおおむね6歳〜10歳頃が目安ですが、年齢だけでなく口内の状態によって判断されます。

具体的には、以下のような条件を満たしていることが必要です。

  • 6歳臼歯(第一大臼歯)が生えていること
  • 前歯(切歯)のうち、少なくとも2本が3分の2以上生えていること
  • 歯列の4つのブロック(右上・右下・左上・左下)のうち、少なくとも3つのブロックに乳歯や未萌出の永久歯が2本以上残っていること

気になる場合は、まず歯科医院に相談してみてください。

インビザラインを子供が受けるデメリット

インビザラインを子供が受けるデメリット

インビザラインファーストには多くの魅力がありますが、治療を始める前にデメリットもしっかり把握しておくことが大切です。

装置の自己管理が必要

1日20〜22時間のマウスピース装着が必要なため、子供自身の協力が欠かせません。

ただ、小学校低学年〜中学年の子供が一人で装着時間を管理するのは難しく、外しっぱなしや再装着忘れも起こりがちです。保護者による声かけや確認といったサポートが重要になります。

マウスピースの紛失・破損のリスクがある

給食時に外したまま置き忘れたり、ティッシュに包んで捨ててしまったりするケースは珍しくありません。

紛失・破損した場合は作り直しが必要で、届くまでに数週間かかることもあります。外したら必ず専用ケースに入れる習慣をつけてもらうことが大切です。

すべての歯並びに適応できるわけではない

インビザラインファーストは多くの歯並びに対応できますが、すべてのケースに使えるわけではありません。以下のようなケースでは、インビザラインファーストだけでの対応が難しい場合があります。

  • 骨格的な問題が大きい受け口や出っ歯
  • 重度の叢生(歯が大きく重なり合っている状態)
  • 顎の成長の左右差が大きいケース

こうした場合は、ワイヤー矯正など別の方法を検討したり、他の装置と組み合わせたりする必要があります。

費用負担が比較的大きい

インビザラインファーストは自由診療(保険適用外)のため、費用はすべて自己負担です。一般的な相場は40万〜80万円程度で、従来の小児矯正(拡大床など)の30万〜50万円程度と比べるとやや高めです。

また、マウスピースの作り直しや治療期間の延長によって追加費用が発生する場合もあります。

治療期間に上限が設けられている場合がある

インビザラインファーストには、マウスピースを追加で作れる期限が決まっています。

その期限は最初のマウスピースが届いてからおよそ1年半で、期限を過ぎると同じ契約の中では新しいマウスピースを作れなくなります。そのため、1年半が実質的な治療期間の上限になるケースがあるのです。

歯の生え変わりや顎の成長ペースによっては期間内に治療が終わらないこともあるため、見通しについて事前に歯科医師と確認しておきましょう。

インビザラインで子供が失敗・後悔しやすいケース

インビザラインで子供が失敗・後悔しやすいケース

インビザラインファーストの使い方や管理の仕方によっては、「思ったような結果にならなかった」と感じるケースもあります。ここでは、よくある失敗パターンを紹介します。

装着時間を守れず計画通りに進まない

装着時間不足はよくある失敗ケースです。
1日20時間以上という装着時間は、食事や歯磨きの時間を除くとほぼ1日中つけている計算になります。

装着時間を守れなかった場合、歯が計画どおりに動かず、次のマウスピースが合わなくなったり、治療計画の見直しが必要になったりすることもあります。

学校の給食や歯磨きで管理ができない

給食前に外し、食後に歯を磨いてから再装着するという流れを毎日繰り返す必要があります。しかし、時間が短くて歯磨きができなかったり、再装着を後回しにしてしまったりするケースは少なくありません。

また、ティッシュに包んだまま捨ててしまうトラブルも起こりがちです。

虫歯になり治療が中断してしまう

矯正中に虫歯になると虫歯治療を優先して矯正を一時中断しなければならず、歯の形が変わることでマウスピースの作り直しが必要になることもあります。

乳歯は永久歯に比べて虫歯になりやすいため、矯正中は特に丁寧な歯磨きが求められます。

生え変わりでマウスピースが合わなくなる

治療中に歯が抜けたり新しい歯が生えてきたりすることで、マウスピースが合わなくなる場合があります。

成長期の子供ならではの変化で完全に避けることは難しいですが、定期的な通院で早めに対応していくことが大切です。

インビザラインを子供が受けるメリット

インビザラインを子供が受けるメリット

デメリットだけでなく、インビザラインファーストには子供だからこそ得られるメリットもたくさんあります。ここでは、代表的な5つのメリットを紹介します。

装置が透明で目立ちにくい

インビザラインファーストで使用するマウスピースは透明な素材でできているため、装着していても目立ちにくいのが大きなメリットです。

小学生は見た目を気にする年齢でもあり、「矯正装置を友達に見られたくない」「からかわれるのが心配」と感じることも少なくありません。透明なマウスピースなら、学校生活や写真撮影の際にも口元を気にせず過ごしやすいでしょう。

ワイヤー矯正に比べて痛みが少ない傾向がある

インビザラインファーストは、少しずつ歯を動かすため歯にかかる力が穏やかで、痛みや違和感が比較的少ない傾向があります。

また、薄くて滑らかなプラスチック素材のため、ワイヤーやブラケットによる口内の傷や口内炎も起こりにくいです。

取り外せるため食事や歯磨きがしやすい

ワイヤー矯正のような固定式の装置では、食べ物が装置に詰まったり歯磨きがしにくかったりといった不便さがあります。

一方、インビザラインファーストは食事や歯磨きの際に外せるため、普段どおりに食事ができます。口内を清潔に保ちやすく、矯正中の虫歯リスクを抑えやすいのも大きなメリットです。

顎の成長を促しながら歯並びを整えることが期待できる

従来の小児矯正では顎の治療と歯並びの治療を2段階に分けることが多いですが、インビザラインファーストでは同時に進められます。将来的な抜歯のリスクを減らせる可能性もあり、成長期だからこそ得られるメリットといえるでしょう。

金属アレルギーの心配がない

マウスピースはプラスチック(医療用ポリウレタン)で作られており、金属を一切使用していないため、金属アレルギーがある子供でも治療を受けられます。

ワイヤー矯正では金属製のブラケットやワイヤーを使うため、金属アレルギーが心配で矯正を諦めていた方にとっては望ましい選択肢です。

インビザラインと子供の他の矯正方法との違い

インビザラインと子供の他の矯正方法との違い

子供の矯正にはインビザラインファースト以外にもさまざまな方法があります。ここでは、代表的な矯正方法との違いを見ていきましょう。

ワイヤー矯正との違い

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットを接着し、ワイヤーを通して歯を動かす方法です。インビザラインファーストとの主な違いは以下のとおりです。

  • 見た目:ワイヤーは目立ちやすく、インビザラインは透明で目立ちにくい
  • 取り外し:ワイヤーは固定式、インビザラインは自分で着脱できる
  • 食事制限:ワイヤーは食べ物に制限があるが、インビザラインは制限なし
  • 対応範囲:ワイヤーは幅広い症例に対応でき、インビザラインは適応外もある

ワイヤー矯正は固定式のため、装着を忘れるリスクがなく、子供の管理能力に左右されにくい点がメリットです。

床矯正(拡大装置)との違い

床矯正はプレート状の装置で顎の幅を広げてスペースを確保する方法で、歯並びの細かい調整には向いていません。

その点、インビザラインファーストは顎の成長コントロールと歯並びの改善を同時に行えます。費用は床矯正のほうが抑えられる傾向がありますが、トータルの費用や治療期間はケースごとに異なるため、歯科医師と相談のうえ比較検討するとよいでしょう。

子供のインビザラインの費用と治療期間の目安

子供のインビザラインの費用と治療期間の目安

インビザラインファーストは自由診療のため、費用や治療期間は歯科医院や歯並びの状態によって異なります。一般的な目安は以下のとおりです。

  • 費用:40万〜80万円程度
  • 治療期間:1年〜1年半程度
  • 通院頻度:1〜2か月に1回程度

料金体系は歯科医院ごとに異なるため、カウンセリング時に総額を確認しておきましょう。なお、子供の矯正治療は医療費控除の対象となるケースが多く、確定申告で税金の一部が還付される可能性があります。

インビザラインでの子供の矯正を失敗させないためのポイント

インビザラインでの子供の矯正を失敗させないためのポイント

ここでは、子供のインビザライン矯正の失敗を防ぐために意識したいポイントを3つ紹介します。

子供がモチベーションを維持できるようにする

インビザラインファーストは取り外しができる分、子供自身のやる気が矯正の成否を左右します。定期的に口内の写真で変化を一緒に確認したり、装着カレンダーで頑張りを見える化したりすると、モチベーションを保ちやすくなります。

3Dシミュレーションで矯正後のイメージを確認できる歯科医院もあるため、子供自身がゴールをイメージできると続けやすくなるでしょう。

親子で装着時間やマウスピースの管理ルールを決める

子供だけに任せず、親子で具体的なルールを決めておくことが大切です。

「食後は必ず歯を磨いてからマウスピースをつける」「外したら必ず専用ケースに入れる」など、シンプルなルールにすると子供も実践しやすくなります。スマートフォンのリマインダーで、マウスピースの交換日を管理するのもおすすめです。

小児矯正の経験が豊富な歯科医院を選ぶ

インビザラインファーストの治療結果は、歯科医師の診断力や治療経験にも左右されます。歯科医院を選ぶ際には、以下のような点を確認するとよいでしょう。

  • 小児矯正の実績が豊富か
  • 日本矯正歯科学会の認定医など専門資格を持つ歯科医師が在籍しているか
  • インビザラインだけでなくワイヤー矯正など他の装置にも対応できるか
  • CTやiTeroなどの精密な検査機器を導入しているか

複数の歯科医院でカウンセリングを受けて比較検討することも大切です。

まとめ

インビザラインファーストは、透明で目立ちにくく痛みが少ない子供向けの矯正方法です。一方で、装着時間の自己管理やマウスピースの紛失リスク、適応外の症例があるなどのデメリットもあります。後悔しないためには、親子でのルールづくりと信頼できる歯科医院選びが重要です。

福岡市早良区のShiro矯正歯科では、マウスピース矯正・ワイヤー矯正などに対応し、お子さんの歯並びや成長段階に合わせた治療プランを提案しています。お子さんの歯並びが気になる方はお気軽にご相談ください。

この記事の監修者
shiro_kyousei
Shiro矯正歯科 院長
秦 省三郎

資格
・日本矯正歯科学会認定医
・博士(歯学)

所属学会
・日本矯正歯科学会
・九州矯正歯科学会
・日本アライナー矯正歯科研究会
・日本先進矯正歯科学会

著書
・チェアサイド・ラボサイドの新矯正装置ビジュアルガイド(医歯薬出版株式会社)
・矯正歯科治療 この症例にこの装置 第2版(医歯薬出版株式会社)

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